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「やらされ感のない職場を作るには」1     社員第一主義の正しい理解と実践

「やらされ感のない職場を作るには」1     社員第一主義の正しい理解と実践

 「社員第一主義」-人を大切にする経営を目指していても、このことを宣言している会社はまだ少数です。それは社員第一主義ということについての正しい理解と実践ができていないからにほかなりません。

 

 社員第一主義とはけっして社員が一番偉いという意味ではない

 

 社員第一主義という言葉が独り歩きして誤解を生みやすいのですが、社員第一主義という場合、社員とは経営者も含む概念です。会社の構成員すべてということです。社員第一主義とがけっして社員がいちばん偉いという意味ではありません。会社経営をしていく上で経営者は社員の幸せを第一に考え、行動実践していくということが真の社員第一主義の意味です。それが結果として、お客様を幸せにすることにつながるのです。

 人本経営が形づくられるためには、職場での相互信頼に基づく人間関係がとても重要になります。そのためには、利己的ではなく、利他的な対人関係をつくっていくことが求められます。これを実現していくためには、社員第一主義を正しく理解して実践していくことに尽きます。

 社員第一というのは、経営者を含め社員全員が万感の幸せ感にあふれて仕事をする状態をつくることに他なりません。やらされ感なく幸せという充実感に満たされた社員が行う一つ一つは、気配りのある、質の高い、思いのこもったアウトプットを織りなします。その状態に顧客がふれたときに、最高の満足、感動が生み出されていきます。

 

 社員第一主義を標榜する会社は顧客をこの上なく大切にしている会社

 

 人本経営に成功している会社に視察にいったとき、そこで働く社員さんたちの幸せ感に売れ触れて、こちらも満たされるという体感を何度もしてきました。顧客満足はつくるものではなく、その会社が醸し出す幸せ感に引き込まれて生まれてくるものだと実感させられています。

 ですから、社員のモチベーションの度合い以上に顧客満足度を高められないのです。ということは、モチベーションを高めていくことが、顧客満足度を最高に高めることに直結していきます。つまり、社員第一主義を標榜しているということは、顧客をこの上なく大切にしようとしている会社なのだと認識をすることができます。さあ、高らかに我が社は社員第一主義であると宣言していきましょう。

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