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「社員のやる気を引き出すには」4        仕事を任せることで人材育成

「社員のやる気を引き出すには」4        仕事を任せることで人材育成

社員との価値観は時代と共に変わり、若い世代との考え方の違いはいつの時代にもあります。そして、どうしたら社員がやる気を出してくれるのか、マネジメントする側の悩みは普遍的にあります。たとえ時代や社員の価値観が変わったとしても、やる気を引き出す近道はなく、その最も効果的で根本的な方法は、社員自身が仕事を成し遂げたことの喜びを実感することに他なりません。とはいえ、仕事を任せることは、ある種の勇気と覚悟が必要です。ここでは、どのように仕事を任せていくべきなのかを考えていきましょう。

 

“失敗することを前提”に仕事を任せる

 

仕事を任せていないのは、社員を思う、案ずる気持ちが要因のケースも少なくありません。親心から心配してつい口を出してしまいがちなのです。しかし、それは部下にとってはアドバイスというより、上司からの指示でしかありません。社員の中には 、“自分の仕事”というより“やらされている仕事”という認識が生まれています。

そうなると、社員は自分で考えなくなり、常に指示待ちをする受け身の社員となってしまいます。また、社員が自己成長していないので、従来以上の新しい取り組みや試みは生まれてきません。企業の生産性を上げることはないのです。

最も任せやすい仕事の一つに、既存の定番業務があります。しかし、この場合、仕事を任せるとこれまでのやり方をうわべだけ真似て行うことが多く、結果としてお客様に迷惑をかけるケースも少なくありません。しかし、この失敗では、既存業務だけに前担当者としてフォローしやすい点が多く、社員もフォローしてもらうことで学ぶことが多いものです。さらに失敗をフォローすることで、双方の間に信頼関係が生まれることにつながります。要は、失敗することを前提に仕事を任せることがポイントなのです。

 

仕事を任せるには“対話する姿勢”が必須

 

仕事を任せるといっても、社員を放任したり、社員の仕事を放置したりするとは違います。仕事を任せたとしても、社員に対する日常のフォロー、ケアは必要です。ただし、それは仕事の指示をするのではなく、部下との対話する機会を増やすことです。対話というと、業務をストップさせてしまい、フォローとして回りくどく感じるかもしれません。

対話では、あくまでも、社員の視線にあわせて一緒に問題を考えることで、社員に気づきを与えて成長を促します。このステップでヒントを得て、任された仕事を自分なりに改めて考えて、引き続き仕事を遂行することで、この社員が自発的に成長していくことが重要です。

この成長が社内のいろいろな部署で、年間を通じてポツポツ発生することで、相乗効果や連鎖反応となって会社自体の成長にもつながっていきます。

とはいえ、対話は実に難しいものです。頭で理解しているものの、つい親心からアドバイスを超えた指示を、フォローを超えて前に出てしまうことに陥りやすいものです。これでは、社員の成長も双方の信頼関係も生まれてきません。グッと抑えて対応することが求められます。“対話する姿勢”とは、仕事の進捗を確認して、社員には気にかけてもらっているという認識程度に留めておくことがベストな状況で、社員が実際に困った時には、すぐに相談してみようと思わせる環境を作っておくことが大切なのです。そして、社員の相談を受けた場合は、自身のノウハウやできる限りのフォローを行い、しっかり社員をサポートしてあげてください。マネジメント側がこの姿勢を貫くことで、社員との間に信頼感が築かれ、社員のやる気を引き出すことになります。

 

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