社員満足を上げ、働きがいのある会社へ「元気な会社をつくるプロジェクト」

top > 記事一覧 > 「生産性を向上させるメンタル対策」3   生産性向上させるステップ(1)

「生産性を向上させるメンタル対策」3   生産性向上させるステップ(1)

「生産性を向上させるメンタル対策」3   生産性向上させるステップ(1)

メンタル対策を取りながら生産性を向上させるには組織的な取り組みが必要なのですが、具体的なステップについて解説する前に、成功させるために絶対知っておいていただきたい2つのポイントがあるので最初にそれを解説します。

 

(1)   経営者の決断

 

 メンタル対策を取りながら生産性を向上させることを成功させる方法を、たった一言で表すとすれば、次の一言になります。それは、「組織内に存在するストレスを解決すると経営者が決める」ということです。

 企業とは常に進化発展する存在です。お客様満足を常にもう一歩高めようとすることがビジネスの永続的発展ですが、そのためには常に従業員満足を高める努力をしなければなりません。常に新しい、より高いレベルの目標が必要になるのです。

 前回の原稿で説明したD.P.Sの理論で説明すると、常に新しいD(要求=お客様からの要求、または社内の気づきから生まれる要求)が、出てくるのです。ということは、経営者がその新しいストレスに対して常に見通しをつけ(P)、支援を与える(S)という意志決定をしなければ、社員はこの新しいストレスに対していつか燃え尽きてしまう、のです。これだとメンタルの問題は次から次へと発生する事でしょう。

 見通しをつけ、支援を与えることは何も、経営者自身が直接やる必要はありません。トップが「やる」と意思決定をしていただくことが最も重要で、やり方はたくさんあります。

 

(2)   社員は本音を絶対に言わない

 

 ここまでお読みになった経営者の皆さんの中には、こんな感想を持った方もおられるかもしれません「なんでもかんでも経営者がやってあげなければならないのか。社員は経営者があれこれやったり言ったりする前にもっと自発的に動いてほしい」これは多くの経営者が持つであろう一見もっともな意見です。しかし、ここには経営者が「忘れがちな」大きな盲点が隠れているのです。それは、社長は社員から見て絶対的な存在で、社員の人事権、査定権を持っている、ということです。言い換えれば社員は自分が生かされるも殺されるも社長の思い一つ、です。社長とは、社員にとってある意味非常に「怖い存在」なのです。

 「言われる前に自分で考えて動け」というのは、一見もっともな意見ですが、社員の気持ちをすこし想像してみていただきたいのです。そういわれてもそんなに簡単にはできるものではありません。下手なことを言ったりやったりしたら、社長にどう思われるかわからないからです。

 「なんでも言ってきなさい」と言っても、社員はまず絶対に本音の思いを全部社長に言うことはないでしょう。ということは、社長や上司が部下に直接面談して話を聴こうとしても限界があるということです。ということは社長や上司が直接部下と面談することで何がストレスになっているのかを聴き出すことは、相当ハードルの高いことだということを意味し、十分な対策をとることは、かなり難易度の高いことだということなのです。

 では、企業内のメンタル対策をしながら社内のストレスを解決し、生産性を上げるにはどうしたらよいのか。結論を言うと、そのもっとも効果的な対策のひとつは「社外の専門家を上手に活用して、5つのステップを実行する」と言うことです。

次回は具体的に5つのステップについて解説していきましょう。

 

  • LINEで送る

 

ACCESS RANKING

「社内を活性化するために」2       社内に“一体感”をつくる

実践ヒント

「社内を活性化するために」2       社内に“一体感”をつくる

これまで長く経営をされてきた方の中には、社会も会社も大きく成長することを目指して一丸となっていた高度成長時代からバブルがはじけるまで、社内が活気づいていたことを鮮明に覚えている方もいらっしゃるでしょう。あの頃は社内に“一体感”があり、会社といわず社会全体が活気づいていました。それを支えていたのは、多くのモーレツ社員でした。 しかし、今どきの社員は、所属意識や連帯感の単位が社会や会社ではなく、ごく親...

「社内を活性化するために」1                    社内を活性化するキッカケ創り

実践ヒント

「社内を活性化するために」1         社内を活性化するキッカケ創り

経営者の代表的な悩みに、社内に活気がない、社員がなんとなく元気がない、常に仕事や時間に追われている、組織間に交流がなく事業の幅が広がらないなどがあります。そのため、社内を活性化させるニーズは多く、検討している企業も少なくないでしょう。社内を活性化させることで、文字通り「会社を元気する」ことができますが、どこから手を付けて良いものか思いあぐんでいるケースも多くみられます。 そこで、今回は社内を活性化...

新刊本のご案内

スタッフ・アイズ

新刊本のご案内

こんにちは、元気な会社をつくるプロジェクトの山本です。9月14日に私の新刊本が発売されます。 「不安遺伝子を抑えて、心がす~っとラクになる本」(出版社・秀和システム) 日本人の80%は不安遺伝子を持っているという研究報告があります。この報告によるとアメリカ人は40%前後です。アフリカ人は27%です。これがあるとどういうことになるかというと、ものすごく不安、パニックになりやすい反面、ものごとに几帳面...

「メンタルケアを実践するには」5      強い社員を育てる育成法2

実践ヒント

「メンタルケアを実践するには」5      強い社員を育てる育成法2

前回の原稿では、自己報酬追求型の社員を育てるための3つのトレーニング法のうち、1つ目である「認められたい気持ちを充足するトレーニング」について解説しました。 今回の原稿では残りの2つの原稿について解説します。 「自分自身を満足させたい気持ちを充足するトレーニング」 2つ目のトレーニング法は、「自分自身を満足させたい気持ちを充足するトレーニング」です。私達は皆、「認められたい」という欲求を持っていま...

「メンタルケアを実践するには」4      強い社員を育てる育成法1

実践ヒント

「メンタルケアを実践するには」4      強い社員を育てる育成法1

前回は、経営者自身が他者に認められたいという欲求に突き動かされた「他者報追求型」の生き方・働き方から、他者からの評価どうこうではなく、自分自身を満足させまた社員満足に無条件で貢献する(利他の心)、という「自己報酬追求型」の生き方・働き方にシフトすることが、経営者自身のメンタルを安定させ、社員のメンタル問題を解決し、ひいてはESを向上させCS向上にもつながる方法だという観点からご説明しました。 今回...

すべての記事一覧へ

KEYWORDS