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「人本経営の実践が必須となる時代」5    人本経営実践は「出来ることからわが社らしく」が原則

「人本経営の実践が必須となる時代」5    人本経営実践は「出来ることからわが社らしく」が原則

 

http://www.keieijinji.com/

 

 以前、島根県石見地区で半年間にわたって「企業魅力化実践セミナー」が開催されました。魅力化を高めるためには人本経営の実践が不可欠ということで、内容はいかにして自社で人本経営を実践していくか、を落とし込むものになりました。

 

 地元のNPO法人が、その6か月の取り組みが1冊の冊子としてまとめられました。冊子の中では、最初に受講した時と、すべてのカリキュラムが終了した段階、それぞれの感想を聞いているページがあります。

  1回目のセミナーを受けての正直な感想は?

  こんな問いかけに対して、地元で電器会社を経営している社長はこう語っています。

 「本当に大丈夫なの?という気持ちはありました。初めて人本経営の考え方を聞いたときは、実際にうち の会社で出来るのか?と弱気になってしまっていたと思います。」

  6回を終えて、今の感想は?

  同じ方にこう聞いて、こんな答えが返ってきました。

 「セミナーを受けて、業績以外に幸せをつくることが出来るんだと気づくことが出来ました。幸せと満 足にどれだけ近づけるかで日々の業務も変わってくるのかと思います。会社としてはまず、経営理念を磨 き、浸透させることから始めたいと思います、社員全員が同じ目的をもって前に進んでいる状態をつくりだしたいですね。それから、現場のみんなで話し合える環境、みんなで考えていこうという空気をつくっていきたいと思っています。人本経営の話を受けて、本来の会社のあり方というものを思い出すことが出 来ました。相手への感謝の気持ちを忘れず、社員全員が家族と思えるような会社にしていきたいです。」

  

幸せ軸に舵を切ることに意欲を高める

  

 完全に伝わっていると感じられます。幸せ軸に舵を切るという意欲が高まっている様子です。20社ほど の参加がありましたが、他の方も押しなべて同様な反応です。

  セミナーには経営者だけでなく、管理職の方も多く参加していました。組織のリーダーという立場から も大きな気づきを得ていただけたようです。

  食品メーカーで管理部長をしている女性はこんな感想を口にしています。

 「私自身、経営の視点が数字しかなかったので、衝撃的な内容でした。業績よりも社員の幸せが重要だ と言われて、未知の世界を見たような心境でした。でも、思ってみると全く特別なことではないんですよね。従業員を大切にするなんて当たり前のこと。なんでこんな当たり前のことを気づかずにやっていたんだろう…と気づかされました。」

  会社に戻り、とにかく声掛け、挨拶を積極的にしていく行動をしていったそうです。すると消極的だった社員も挨拶してくれるようになったので本当に嬉しかったということです。根気強く続けていきたいと 思っているそうです。

  

人本経営実践のコツを会得した経営者

  

 小さな木工所を営んでいる経営者の語りは、この時のセミナーの達成感を感じさせてくれるものでした。

 「みんなでボーリング大会したんですよ。福袋買ってきて、景品を用意したりして。思った以上に従業 員の反応がよかったんですよね。ボーリングの後は打ち上げもして、そんなことも大事だなと思いました。あとは誕生日休暇や、土日の連休をつくったら、これも思った以上に従業員が喜んでくれて驚きまし た。本当に些細なことでも従業員のことを考えるのは大切だなと思いましたね。」

  セミナーでは、人本経営のあり方として極力、残業時間を減らし、家庭での時間を増やし、充実させていくことが大事だと伝えました。

  その木工所はまだ週休2日制にもなっていません。土曜日は不定休となっていました。この社長は、わが社がいきなり残業ゼロとかは叶えられっこない、でも近づく努力は 出来るはずだと考え、第一土曜日は定休日にすると社員たちに宣言したのです。そうしたら歓喜が沸き起 こったというのです。

 自社でできることを一つ一つ実践していけばよいのです。会社にとっては些細なことも社員にとって大きな喜びになることは沢山あるのです。社員の喜ぶ顔をみたこの経営者は、人本経営 実践のコツを会得したのです。きっと会社の状態は今日よりも明日、よくなっていくことでしょう。

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