- 2020.01.14
- 実践ヒント〜人本経営を実現させるには〜
社員の家族を巻き込める
社内イベントにスポーツを活用する 4
私たち『元気な会社をつくるプロジェクト』では、会社を取り巻く5つのヒト(社員、協力会社、取引先、株主、地域社会)に向けて対策を取っていくことが必要であると提唱しています。その中でも一番大切なのは「社員」なのですが、これは社員だけでなくその家族も含まれています。それは社員の家族をケアすることは、会社に対する理解や信頼感を促して、その社員が働く環境を整えることにもなります。
今回は、社内イベントにスポーツで取り込むことで社員の家族にも対応できることを考えていきましょう。
スポーツを活用することで社員の家族が参加しやすくなる
スポーツは楽しく参加しやすい要素が多いので、堅苦しくないテーマとなります。これをあえて社内イベントに活用することで、形式的なイベントではなく、社員が自分の家族を誘いやすく、リクレーション性が高い展開にすることができます。そのため、スポーツを社内イベントに活用することで、社員やその家族が参加しやすい展開になります。
また、スポーツに参加している家族を応援することで、イベント会場で観戦している全員に参加意識が生まれやすいメリットがあります。この応援する効果で生み出される会場内の一体感は、社内イベントの参加者全員に「会社は家族」というイメージを具体的に意識してもらうことができます。それにより、社内で“助けあう”気持ちや“団結心”“帰属意識”を培うことも期待できるでしょう。
社内イベントに社員の家族を参加してもらうメリットがある
社員の家族が社内イベントに参加することは、会社のことを知ってもらうためにも重要なことです。家族の働いている会社の意識を高めることで、仕事への理解を深めてもらうことができるので、社員は仕事に集中できるようになります。
ビジネスとプライベートな生活は切り分けることはとても大切なことですが、時には社内に家庭の事情を理解してもらえた方が良い場合もあります。例えば、家族の看病や介護をするために働く時間を調整したい時、家族が受験を控えているのでピリピリしている状況である時など、家庭の事情で仕事を調整することが求められるケースも多いものです。
また、家族間交流も重要な要素です。社員同士の付き合いだけでなく、家族間でも交流があることで、仕事以外での共通の話題が発生するので、社員の間に新しい関係性が生まれ、より親密なコミュニケーションが生まれる可能性があります。
しかし、中小企業が個別にスポーツイベントを行うには、手間やコストが意外とかかります。そこで、複数企業で集まって、気軽に実施できるイベントパッケージを活用することを検討してみてはいかがでしょうか。手間やコストを抑えつつ、社内イベントとしてのクオリティを保つことが可能です。ご興味やご関心を持たれた方は、こちらをご確認ください。
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執筆者:松宮 洋昌
株式会社イベント・レンジャーズ代表取締役。
「シャカイの課題」や「カイシャの課題」をイベントを通じ解決することをミッションとしている。
「シャカイ」や「カイシャ」の課題の多くは。コミュニケーションの問題によるところが多い。
経営の想い、社員の想いなどをイベントを通じ共感することで、組織が劇的に成長することも多い。
そんなイベントのデザインを得意とする。
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