社員満足を上げ、働きがいのある会社へ「元気な会社をつくるプロジェクト」
  • 2020.01.14
  • 実践ヒント〜人本経営を実現させるには〜

コミュニケーションを高める

社内イベントにスポーツを活用する 3

社内イベントにスポーツを活用することのメリットで最も代表的なものに、「コミュニケーションを高める」ことがあります。社内のコミュニケーションが高まれば、社内にイキイキした雰囲気が生まれ、仕事の上でのミスやロス、トラブルを防いで社内の生産性を高めるのに役立つことでしょう。
今回は、社内イベントにスポーツを活用することで生まれる「コミュニケーションを高める」効果について考えていきましょう。

スポーツでコミュニケーションが高まるには理由がある

社内イベントにスポーツを活用することで、より業務外での活動であると認識しやすくなるので、上司や部下の差や部署間の垣根を超えて参加しやすくすることができます。そのため、普段コミュニケーションすることがない人や、コミュニケーションを取りにくい人との会話が自然に行うことができ、社内の交流を活性化させることができます。
それは、コミュニケーションしない人やコミュニケーションしにくい人の普段の業務で接している際とは異なった発言や行動を、スポーツを通じて知ることができるので、より身近な存在として感じることができるからです。
また、同じチームで頑張っているメンバーを応援することで、必然的にチーム内に団結心が芽生えてきます。たとえ違うチームであったとしても、頑張ってベストを尽くしている姿を見ることで、応援したいという気持ちが発生していきます。これはスポーツならではの効果と言えます。

コミュニケーションが高まる効果は社内イベント開催後で波及する

実は、スポーツを活用した社内イベントを開催した後にも、その効果を期待することができます。
例えば、社内イベントの開催翌日に「昨日はどうだった?」「スポーツなんて久ぶりだったけど、意外と楽しかった。」「〇〇君、すごかったね!」などの会話が生まれます。
社内イベントに参加した社員の間で参加した時の感想が会話のキッカケになり、社内にコミュニケーションが活性化します。
幸いなことにスポーツを活用すると、参加しない社員にも伝えやすい内容となり、伝わりやすい内容となります。社内イベントでの結果を、参加していない社員も含めて社内で共有できることは、社内イベントへの参加に対する意識を高めることができますし、次回の社内イベントへの参加率を高めることができます。
このように、スポーツを導入したことで生まれたコミュニケーションは、話しやすい社内環境のキッカケを作り出し、通常業務でも協力しやすい体制や社員間の距離を縮める関係作りにつながっていきます。ミスやロス、トラブルを防ぐことができ、社内の生産性が上がっていきます。そして、それが最終的に“社内文化”として定着することができれば、離職率の防止や人材募集の活動にもプラスに働き、会社の“力”となっていきます。

しかし、中小企業が個別にスポーツイベントを行うには、手間やコストが意外とかかります。そこで、複数企業で集まって、気軽に実施できるイベントパッケージを活用することを検討してみてはいかがでしょうか。手間やコストを抑えつつ、社内イベントとしてのクオリティを保つことが可能です。ご興味やご関心を持たれた方は、こちらをご確認ください。

執筆者:松宮 洋昌

株式会社イベント・レンジャーズ代表取締役。
「シャカイの課題」や「カイシャの課題」をイベントを通じ解決することをミッションとしている。
「シャカイ」や「カイシャ」の課題の多くは。コミュニケーションの問題によるところが多い。
経営の想い、社員の想いなどをイベントを通じ共感することで、組織が劇的に成長することも多い。
そんなイベントのデザインを得意とする。