- 2020.01.14
- 実践ヒント〜人本経営を実現させるには〜
他社を巻き込める
社内イベントにスポーツを活用する 5
社内イベントにスポーツを活用するメリットとして考えられる要素に、「他社を巻き込める」ことがあります。社内イベントに他社を巻き込むというのは、意外に思われるかもしれません。私たち『元気な会社をつくるプロジェクト』では、会社を取り巻く5つのヒトの中に“協力会社の社員とその家族”をあげています。会社の元気な経営を実現するには、「他社を巻き込む」必要が出てくるからです。
今回は、その辺りについて、ご紹介していきましょう。
他社が社内イベントに参加しやすくなることで生まれる効果
会社を取り巻く“他社”というと、取引先や協力会社が重要なポジションを占めています。そのため、社内だけでなく他社との交流が、会社の経営を大きく左右するといえるでしょう。
スポーツは公平性や娯楽性などの要素が大きいので、通常の社内イベントと異なり、他社も気軽に参加しやすいイベントとなります。スポーツを社内イベントに活用して、他社も参加してもらう形式にすると、他社に対しての日頃の感謝を伝えることができ、互いの信頼感を醸成していくことができます。
そして、社内と他社との交流が図れますし、参加している企業同士も交流が生まれます。協力会社同士の交流が生まれることを含めて、他社との恐竜を通じて社内の部門間連携の強化も可能で、仕事の進み具合を情報として共有できる体制を構築できることで連絡ミスがなくなる効果があります。
もちろん、協力会社と社員が直接話できる体制づくりを強化することで、仕事のクオリティや生産性を高められます。また、会社同士のつながりを強化できるため、仕事がスムーズに進めることができ、多少は無理を聞いてもらえる関係性を構築することができます。
また、社内だけではなく他社も参加することで生まれてくるイベントとしての“特別感”は、その社内イベントへの参加率を高めることにもつながります。
異業種との交流で会社としての付加価値を高める可能性も
この他社の中には、これまでの業務で関係がない“異業種”も含まれます。異業種との交流は、現時点で仕事に直接的なメリットを感じないかもしれません。しかし、いざという時のための、あるいは将来のためのネットワークを構築しておくことは大切です。また、この異業種との交流で若い社員同士が交流することは、社員の中に業務範囲だけでない大きな視野をもたせることができるといった人材教育的な要素もあります。
また、客観的に自分のポジションを再認識ができる効果もあります。仕事の不満に対して、最初は「いいな、うらやましい」という“隣の芝生は青い”思いが生まれるかもしれませんが、交流を重ねることで「どこも大変なのだな」「この会社はこういう風に考えるのだな」「ここのところはうちの会社の方が良い」という認識も生まれてきます。自分の会社や仕事を、他社と比較することでより客観的に認識できるようになります。そして、会社としての役割や、自分の仕事の進むべき方向が見えてきます。そこから、社員自身の仕事の内容や取り組み方に効果が出てくることもあるでしょう。
そして、会社としての将来的な業務提携、新しい事業での協働の可能性もあるので、異業種交流は自社の差別化戦略にも役立てることができます。これを会社のトップ同士で話し合い全社的に進めるだけでなく、社員がボトムアップで提案できる体制を構築することも可能となります。
異業種交流は、社員の意識を高めるだけでなく、会社の将来的な展望にも関わる可能性があるといえます。
しかし、中小企業が個別にスポーツイベントを行うには、手間やコストが意外とかかります。そこで、複数企業で集まって、気軽に実施できるイベントパッケージを活用することを検討してみてはいかがでしょうか。手間やコストを抑えつつ、社内イベントとしてのクオリティを保つことが可能です。ご興味やご関心を持たれた方は、こちらをご確認ください。
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執筆者:松宮 洋昌
株式会社イベント・レンジャーズ代表取締役。
「シャカイの課題」や「カイシャの課題」をイベントを通じ解決することをミッションとしている。
「シャカイ」や「カイシャ」の課題の多くは。コミュニケーションの問題によるところが多い。
経営の想い、社員の想いなどをイベントを通じ共感することで、組織が劇的に成長することも多い。
そんなイベントのデザインを得意とする。
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