- 2020.01.14
今、職場の働きがいを高めるため、マインドフルネスが広まっています。
これは過去や未来へ思いをはせるのではなく、今という瞬間に意識を集中するというトレーニングです。
欧米でマインドフルネスは、すでに医療やビジネスなどで効果を上げています。
シリコンバレーの有名な経営者たちも、マインドフルネスを実践しています。
また、日本でも働きがいのある会社ランキングで上位に挙がるような有名企業では、社員教育の一環として瞑想を取り入れているところもあります。
マインドフルネスをすることでストレスを軽減するほか、自己認識能力やセルフコントロール力の向上、実務スキルアップなどさまざまな効果が上がっています。
マインドフルネスを導入する企業の多くは宗教的な観点を持っておらず、あくまでも仕事の質を高める施策の一環として導入しています。
では、実際にどのような方法で実践しているのでしょうか。
まずは、リラックスした状態でイスに座ります。
そして、背筋を伸ばして座り、呼吸に意識を向けて、ただ呼吸を観察します。
呼吸に意識を向けていても、意識はあちらこちらに飛び、自然に何かの考えが浮かんできます。
たとえば過去の後悔や未来への不安などですが、このような考えが頻繁に浮かんできて、今に集中できない場合、「過去も未来も私の心の中の想像にすぎない」とご自分に言い聞かせましょう。
そして、過去や未来へ気持ちが飛んでも自分を責めず、ただ「自分は将来を不安に思っているのだな」と客観的に自分の気持ちを感じとるということも大事です。
マインドフルネスは一般的に瞑想のように座って行ないますが、慣れてくると普段の生活の中でも実践することが可能です。
これらのプラクティスを続けていると、次第に今に意識を集中できるようになって、マインドフルネスが実現できます。
禅のような方法ですが、すでに世界中にある働きがいのある企業が導入しているプラクティスです。
社員のストレス軽減やスキルアップを考えている経営者は、オフィスにマインドフルネス用のスペースを導入してみてはいかがでしょうか。
きっと社員の働きがいにも好影響を与えます。
企業でマインドフルネスを取り入れるとしても、それほどのコストもかからないため、企業と社員両方の成功と健康、幸せを実現するのに、おすすめではないでしょうか。
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