社員満足を上げ、働きがいのある会社へ「元気な会社をつくるプロジェクト」
  • 2020.01.15

IT業界で働く人や、普段からインターネットを利用する人であれば、楽天株式会社を知っているのではないでしょうか。
インターネットで買い物ができる楽天市場は、流通総額は1兆円を大きく超え、EC業界全体の約30%以上占めている有名な企業です。
楽天というと、インターネット通販事業というイメージがありますが、他にも様々な事業を展開しています。
また、インターネット通販事業は、楽天以外にもアマゾンが有名でしょう。
楽天とアマゾンはそれぞれ特徴が異なりますが、従業員の満足度は高評価となっています。
法令順守意識や待遇の満足度はアマゾンの方が上と言われていますが、楽天はアマゾンより社員満足度が高いとされています。
その理由は、社員の士気や風通しの良さ、社員の相互尊重、20代成長環境、人材長期育成、人事評価の適正感という項目において、高評価となっているためです。
一方、アマゾンはワークライフバランスが良いと言われています。
残業時間は楽天よりも20時間少なく、有給消化率も25%ほど楽天よりも高いです。
楽天の従業員は、ワークライフバランスよりも働きがいを重視しているのでしょう。

楽天で働く従業員の働きがいには、共通していることがあります。
それは、良くも悪くも自分次第であるため、上昇志向や積極的な人はキャリアを開発できることです。
研修制度がないため、従業員は自ら学んでいかなければなりません。
IT企業にとって、事業スピードが非常に重要です。
また、楽天の従業員は会社に対して要望や不満がありつつも、企業の成長に繋げていこうとする前向きな気持ちを持っています。
業績や数値だけではなく、実際に働く従業員の声に耳を傾けなければ、わからない企業の実態があるのではないでしょうか。
従業員は経営陣へ意見を言いにくい場合もありますが、そこに目を向けることで企業の課題が見えてくるでしょう。